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総合的な探究の時間「キャリア教育実践」

「同じビジネスを学習するフランスの生徒からの折り鶴」

フランスの学校から届いた千羽鶴の経緯の説明を商業研究部の生徒から受けました。経緯は以下のとおりです。

フランスにあるEREA François Truffautという学校の学生たちが、自分たちの手で千羽鶴を折ったものです。この千羽鶴が届いたきっかけは、一年前の4月に本校に届いたメールでした。突然、英語のメールが届いたので驚きましたが翻訳をしていくと、佐々木禎子さんの話に影響を受け、 千羽鶴を折ったものの、その千羽鶴を実際に広島のどこにもっていけばよいのか悩んでいたそうです。学生たちがインターネットでそのことについて検索をしていくとユネスコスクールに認定されている本校のホームページに たどり着き、「市商高校が広島市商ピースデパートを開催し、ビジネス活動を通じた平和貢献を行っていることを知った」とありました。 このメールをいただいて何度かやりとりをしましたが、ウクライナでの戦争や新型コロナの影響などによって、日本に送ることが難しく、実際に千羽鶴が届いたのは 今年の4月でした。届けられた折り鶴と一緒に手紙が添えられていました。以下が意訳です。

『私たちは、パリから車で1時間のところにある都市メンヴィリエの生徒です。私たちの学校は14歳から16歳で皆さんと同じようにビジネスに関する勉強をしています。 私たちは佐々木禎子さんに敬意を表し、世界平和を願ってこの千羽鶴を折ることにしました。私たちは世界の平和の実現を目指しています。そのためにはすべての国の人々が過去を忘れずに過去から学ぶ姿勢を忘れてはならないと考えています。 この千羽鶴が世界に平和の大切さを思い出させてくれることを願っています。 このような願いを込めた私たちの千羽鶴をあなた方が平和公園にある佐々木禎子さんの像に捧げてくださることに感謝いたします。』

今回のことで私たちは、世界中の人々が世界平和を願っていることを改めて実感しました。届けられた千羽鶴は本校にてしばらく展示をし、8月6日に責任をもって私たちが原爆の子の像に捧げます。

また、同日本校より8月9日長崎原爆の日に長崎商業高校へ持参する千羽鶴を各クラスで折りました。